岡山フィルムプロジェクト制作 短編映画『喜八』ポスター&予告編が公開

岡山フィルムプロジェクトが手がける地域特別制作作品、短編映画『喜八』のポスターと予告編が公開されました。本作は、岡山県立大学2年生の川上誉士幸監督による15分の短編映画。2025年6月から8月にかけて映像業界のプロの指導のもと行われたワークショップを通じて、岡山フィルムプロジェクトの学生たちが2日間の撮影で完成させた渾身の一作。また、ポスター制作は、専門学校岡山情報ビジネス学院2年生の森結虎さんと監督の川上誉士幸さんが担当し、二人でアイデアを出し合い、何度も話し合いを重ねながら、作品の世界観を象徴する斬新なビジュアルに仕上げられました。2025年11月15日に完成披露上映が予定されています。

■テーマは「名前や肩書きに縛られない生き方」

岡山フィルムプロジェクトのワークショップで公募された企画の中から、川上さんの構想が選ばれました。核となるテーマは、「名前や肩書きに縛られすぎた人々」。蕎麦屋で奇跡的な出会いを果たした“同じ名前の二人のきはち”を通し、登場人物たちの悲観離合する様を描きました。初稿では借金に追われる青年の話でしたが、議論を重ねるうちに、刑事と運び屋という対照的な関係性へと再構築していきました。主人公・喜八は「聡明だが不器用な青年」として観客に共感を呼ぶ存在に、
対する刑事・紀八は「正義の象徴ではなく、どこか頼りない人物」として描かれ、二人の“ズレ”が物語を引き立てます。名前を通じて「人をどう見るか」という問いが浮かび上がります。撮影は、長年地元で愛された「吹屋食堂跡」で2日間に集中して行われました。アップや遮蔽物越しのショットを多用し、密室の会話劇として緊張感を表現。演出では俳優一人ひとりと丁寧に対話し、自然な演技を引き出しました。岡山県の若い才能が交わることで生まれた短編映画『喜八』。11月15日に実施される「岡山フィルムプロジェクト上映祭 セレモニー」にて完成披露上映を迎えます。

岡山フィルムプロジェクト」地域特別制作作品

短編映画『喜八』

【予告編】

<STORY>

蕎麦屋で偶然出会った二人の「きはち」。一人は冷静で聡明な青年「喜八」。一人はひょうきんで楽観的な刑事「紀八」。奇跡のような巡り合わせに心躍るのも束の間、刑事・紀八は耳を疑う情報を掴む。強盗事件の運び屋は、30代の男。黄色いスーツケースを持ち、市内の蕎麦屋で取引する。 その条件が、目の前の青年・喜八とすべて重なってしまった。人を信じるか、疑うか。刑事としての直感は正しいのか。奇妙な縁で繋がった二人がもがく先に待つものは。

出演:木村龍太 鈴木定雄 紀伊了杜 浦宗航 

監督:川上誉士幸 脚本:川上誉士幸 池田悠華 京極織瞬 高橋周花 

監修:針生悠伺

制作:岡山フィルムプロジェクト 

池田悠華 市兼晴那 市川聖 岩藤悠一朗 大西南帆 岡村一諭 京極織舜 菅野剛之 下江拳斗 高橋周花 髙橋美羽 玉井知花 逸見晶一 森結虎     

撮影協力:岡山県フィルムコミッション協議会/一般社団法人高梁市観光協会/会吹屋支部/旧吹屋食堂/高梁市/たかはしフィルム・コミッション

後援:岡山県/岡山市/倉敷市/岡山県観光連盟/岡山県文化連盟/岡山県教育委員会

寄附者:DUNLOP/株式会社シンク/カラオケBanBan/NTTドコモ/協栄電機/船井総研グループ/マノサリー/MGキャピタル/中日本炉工業

協賛:両備ホールディングス/岡山トヨタ自動車/ちゅうぎんフィナンシャルグループ/ナカシマホールディングス/平林金属/フジワラテクノアート/双葉電機/NTT西日本/NTTアノードエナジー/スマートドライバースクールビオカ/クレスコ/JR西日本/ヒカリホールディングス/丸五ホールディングス/宗忠神社/YKGホールディングス/ハラダ/建房

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